なぜ作業なのか
まず作業とはからだや頭を使う毎日の生活の行動、すなわち人間のすることのほとんどです。人間はその特徴として他の動物よりも脳の発達が顕著ですが、実は中でも手先を使うための脳が発達しているのです。それは昔は狩猟活動、農耕など食料確保のために「道具」を作り、指先を積極的に使うことで脳や筋力が発達。手先が器用になると同時に発想力も向上し、より多くの種類の道具を生み出し、文化が発展したとも言えるのです。つまり人間は作業することにより栄えたのです。
作業を用いて脳を刺激すれば、脳内の神経ネットーワークが向上。脳の中には趣味など興味のある作業を行うことで、障害により失われた機能を回復させる仕組みも発見されています。またよく子供は「遊びが勉強」と言われるように、遊びという作業によって脳や神経、筋力が向上し成長します。後の人生にまで影響を及ぼすほど遊びが重要となるのです。作業と人間は相互に共栄をもたらす、欠かせない重要な事柄なのです。よって作業療法ではこの人間に密接な存在である作業を用いて、脳や体の回復を図るのです。
詳細はまた後でまとめます。
⇒作業療法の主な対象
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