作業療法士の起源と歴史
実は作業療法の起源は古く、BC2000年の古代エジプト文明の時代からと言われている。しかし、それは治療というよりは慣習に近く、作業をすることで心身の健康を保とうとしており、身体分野よりも精神分野を中心に発展。専門職としては19世紀、アメリカから徐々に動き出し、第1次世界大戦で負傷した兵に作業療法が施されたことから世間一般に作業療法が認知されるようになりました。皮肉にも戦争の存在により、作業療法は発展したのです。一方、日本では精神障害分野で作業療法(当時は別の呼び名)が行なわれ、二次大戦後に欧米からリハビリテーションの概念を吸収して発展。1965年に法整備を経て国家資格として作業療法士制度がスタートしています。
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