ストレス

・ストレスとは「刺激によって心身に生じる傷害
・ストレスの原因になる刺激(ストレッサ―)は物理的ストレス、社会的ストレス、生理的ストレスがある。
・欲求がストレッサーなどによって邪魔される時に生じる不快感⇒(欲求不満)
・2つ以上の欲求があり、その片方を満たすと残りの片方が満たされない状態(葛藤)

ストレスコーピング
積極的対処:運動や音楽などにより発想の転換をするというように、前向きで建設的な新しい発想を心掛ける。
消極的対処:カラオケや飲酒で騒ぐ・寝て忘れるなど、発散的でその場しのぎの逃避的な対処方法。

防衛機構
抑圧:嫌なことは意識しないようにする。「臭いものにはフタ」
逃避:負の情動を感じるであろうと思われる場面から、不快感を味わう前に逃避。
合理化:「いいわけ」。本来の欲求が満たされなかったことを正当化することで、自分へのストレスを減らす。
否認:不都合な現状を軽視・無視する。⇒障害受容の問題としても重要!
昇華:社会的に認められない衝動を別の形に変えて表出。攻撃性⇒スポーツ。
置き換え:本来の対象ではなく、自分より下のものへ感情を向ける。「八つ当たり」
投影・投射:自分の感情・欲求を自分のものと認めずに、相手から自分へ向けられたものとする。
退行:依存的になる。飲酒などによる一時的な現実逃避。
反動形成:本心と裏腹の行動をとる。自信がない⇒強い態度で自信のなさを悟らせないようにする。
補償<:自分の悪いところを直視せず、それを補うような行動・態度をとる。勉強はダメだからスポーツ。
同一化:自分よりも優れたもの・尊敬する人と同じ行動・態度をとる。代償的に願望を満足させる。
打ち消し:過去の行動に対する罪悪感を、その時とは反対の行動をして打ち消そうとする。「つぐない」


精神的に病的である場合ほど、抑圧・逃避・反動形成・打ち消し・投影が増え、逆に昇華や補償の考え方がしにくくなります。