自己分析と作業療法士の要素

1.はじめに
 学校の授業にて、治療をする側が対象者からもたれているイメージと、作業療法士自身が対象者から期待されているだろうと考えるイメージにはズレがあり、そのイメージの差を認知、是正し、イメージに捕らわれない安定した信頼関係を気付くことが重要であると学んだ。そのためには、治療する側が自分自身に対して向き合い、自己に対するイメージ、実像を把握する必要がある。その把握方法としては、まずは他人から見た自己の客観的なイメージと、自分で考えている自らの主観的なイメージを列挙する。そこからイメージの差、現状を把握。次に挙げられた要素と、業療法士として必要と思われる要素と比較。現時点で備わっているものと、今後習得すべきものを発見する。

2.一般情報
 他人から見たイメージを列挙する前に、事前情報として社会的な一般情報を提示する。生活歴:1982年、群馬の田舎で生まれる。小中高と群馬で暇を持て余しながらのんびりと過ごすも、大学からは京都へ移り住み、活発な活動を始める。大学では経済学と、環境問題について学ぶ一方、薬物依存回復プログラムのボランティアとして園芸活動指導、手工芸活動を行なう。昨年から高齢者デイサービスセンターに勤務し介護職に従事。上記のボランティア経験の影響から、今年度より夜間部専門学校で作業療法について学び、忙しく仕事と学業、ボランティア活動を行なう。
病歴・身体面:昨年までは健康を維持してきたが、今年からはストレスで体調を崩しがち。持病の腰痛が悪化すると、座って勉強するのでさえ困難な時もあり、数年前には杖なしでは歩けなくなった経験もある。中学の時に、骨折による一時的な利き腕交換も経験。
趣味・嗜好:自然の中で過ごすことを何よりも好み、園芸ボランティアを始めてからは、暇さえあれば登山、庭仕事、植物園巡りを行なう。気まぐれで始めたピアノも上達するにつれ大きな趣味となり、8年ほど独学で継続中。室内ではハーブティー、ピアノ、手工芸、パソコン、室外では園芸、写真撮影、サイクリング、バレーボール、バスケットボール、お寺巡りと、幅広い趣味・特技を持つ。細かな性格については次項目に掲載。


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